快適性と機能性にもこだわった 新型シボレー コルベットの本質【前編】

ミッドシップレイアウトへと大胆な方向転換を行った8代目シボレー コルベット。エンジンをキャビンの背後に配置してホイールベース内に収めることにより、歴代最高の運動性能を実現するために生まれ変わりました。しかし、新型コルベットの魅力はそれだけではありません。真剣にドライビングと向き合うオーナーを満足させるようにサーキット走行を想定している一方で、快適性能も一切妥協することなくミッドシップスポーツカーを完成させることに成功しました。今回は、そんなコルベットの日常性についてご紹介しましょう。


日本の道路事情に合わせてコルベット史上初となる右ハンドル仕様を導入しました。ドライバーは乗車しやすくなると同時に、走行中のストレスも大幅に軽減されます。特に高速道路などでは追い越しする際に後方確認もしやすく、車線変更はスムーズに行えるようになるのは確かです。また、ミッドシップレイアウトとなっても比較的広い範囲を映し出すリアカメラミラーもその時一役買います。

 

上下がほぼフラットなデザインをもつレーシングスタイルのステアリングも意外な効果を発揮します。そのデザインのおかげで、街乗りレベルでも正確な操作を行いやすいと同時に、車速感応式電動パワーステアリングが速度域に応じて舵角を最適化するため、住宅街の路地や駐車する際もミッドシップとは思えないほどの扱いやすさを実感するはずです。

ステアリングの奥にピタリと合うように見えるメインメーターは、フルデジタル化されたことで視認性が劇的に向上。ドライブモードに連動して機能的に表示を変えるうえ、左右のディスプレイは望む情報を選択することが可能です。燃費表示やオーディオ関連、さらに0→100km加速の計測画面を用意するなど多彩な情報表示を備えています。

シートも新型コルベットを語る上で重要なアイテムです。3LTに採用されているコンペティションスポーツシートは、サーキット走行にも対応するほどサイドサポート性に優れていますが、“硬すぎず柔らかすぎない”という絶妙なシートクッションによって普段使いはもちろん、ロングドライブでもドライバーの負担を軽減する完成度を誇ります。前後サスペンションだけに快適性能を委ねることなく、こうしたシートにも役割を担わしているのも新型コルベットの優れた一面と言えるでしょう。

ドライバーに向けられた8インチタッチスクリーンパネルもまた機能性に富みます。特にGMジャパンとゼンリンデータコムと共同開発した最新のナビゲーションシステム「クラウドストリーミングナビ」は、常にストリーミングすることでデータ更新の作業は一切不要。快適に目的地まで案内する次世代型を搭載したほか、トンネルなどGPSでは測位できない環境でも自律航法を確実に行うため、高い精度を誇ります。 

 

また、駐車する際に前後方向を確認できるパーキングカメラのほか、ドライブモードのレベル確認や好みに応じて設定できるマイモードの画面もこのタッチスクリーンパネルで行います。

もちろん、ドライブには欠かせないオーディオシステムにも抜かりはありません。Bose製14スピーカーパフォーマンシリーズサウンドシステムを採用し、迫力の音像表現で楽しませてくれるだけでなく、Android AutoやApple CarPlayにも対応。左右シート間後方に設けられたコンソールにスマートフォンを差し込めばワイヤレスチャージも可能です。

SPECIFICATIONS
シボレー コルベット クーペ 3LT
ボディサイズ:全長4,630×全幅1,940×全高1,220mm
ホイールベース:2,725mm
エンジン:V型8気筒OHV(LT2)
総排気量:6,153cc
最高出力:369kW(502PS)/6,450rpm
最大トルク:637Nm(65.0kg・m)/5,150rpm
トランスミッション:8速DCT
駆動方式:RWD

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